日本IBM、25億トランザクション/日の処理能力を持つメインフレームを発表

2015年1月15日 14:41

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 日本IBMは15日、トランザクション処理を行いながらデータ分析を効率的かつセキュアに実現する最新のメインフレーム(大規模コンピューター)・システム「IBM z13(z13)」を発表した。

 同社によると、z13は、数兆単位のトランザクションを高速に処理する。10億ドル(約1,200億円)以上の投資、5年の開発期間、500以上にも上る新しい特許によるイノベーションの成果であるという。

 主な仕様は、最大141コア (111,556MIPS、1コアあたり1,695MIPS)、最大10テラバイトの大容量メモリー、前モデル比でプロセッサー処理能力(MIPS)40%、CP性能13%、zIIP性能38%、IFL性能32%向上した。また、暗号化処理性能 も約2倍、1台のz13で最大8,000の仮想サーバーを稼働できる。

 また、1日25億トランザクションを処理する能力を有する初めてのシステムである。2015年までに1日40兆ものトランザクションを発生すると予測されているモバイル・トランザクションの爆発的な増加に対応する。また、トランザクションの永続性、保護、監査にも対応する。

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