ルネサス、自動車向けセキュリティ対応サポートプログラムの提供を開始

2015年1月13日 17:51

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 ルネサスエレクトロニクスは13日、自動車向け機能安全とセキュリティの対応支援を統合した「自動車向け機能安全・セキュリティサポートプログラム」(Safety and Security Support Program for Automotive)の提供を開始すると発表した。

 このプログラムは、自動車向け半導体製品、ソフトウエア、分析ツール、作業成果物、教育やコンサルティング等を組み合わせて提供し、電子システムの開発における、機能安全とセキュリティへの対応を容易化した。同社が世界中のあらゆるアプリケーションから蓄積したユースケースとこれまでのデバイス開発のノウハウを併せて作成したデータベースを活用したシステム構成に合わせた安全分析や安全を考慮したセキュリティ脅威分析のツールをこのプログラムでユーザに提供する。これにより、規格が求める最適なアーキテクチャやコモンセンスをユーザが簡単に開発へ反映することができ、かつ安全分析・セキュリティ脅威分析の作業軽減も可能だ。

 また、ユーザがハードウエア安全要求やセキュリティ要求を構築する際の、ハードウエアに密接に関わる部分のソフトウエアを提供する。具体的には、CPU自己診断、各種診断、及びセキュリティ機能を有するソフトウエアを提供する。これらは機能安全の場合はセーフティアプリケーションノートや安全分析と車載セキュリティの場合では脅威分析と各々相関を取っており開発プロセスとの親和性を高くしている。

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