三菱日立パワーシステムズ、カナダの発電会社からGTCC発電設備を受注

2015年1月9日 14:03

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J形ガスタービン(三菱日立パワーシステムズの発表資料より)

J形ガスタービン(三菱日立パワーシステムズの発表資料より)[写真拡大]

 三菱日立パワーシステムズは9日、カナダの発電会社キャピタルパワー/エンマックス(Capital Power/ENMAX)から天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備および保守契約を受注したと発表した。キャピタルパワー社がアルバータ州ウォーバーグ(Warburg)に建設するジェネシー(Genesee)発電所4・5号機向けに納入する。運転開始は4号機が2018年末以降、5号機が2020年の予定。

 今回納入するのは、同社が2009年から導入している最新鋭のM501J形ガスタービンを採用した製品で、従来型石炭焚き火力発電と比べ、二酸化炭素排出量を約50%減らせるという。また、同発電所向け設備は、ガスタービンと蒸気タービンを共通のシャフトで結んで発電するシングルシャフト・コンバイドサイクルとし、プラント建屋の大きさを縮小できるとしている。ガスタービンは同社アメリカ法人がMitsubishi Hitachi Power Systems Americas, Inc.がアメリカ・ジョージア州に所有するサバンナ工場で製造する。また、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機の製造も併せて行う。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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