LG、メルセデス・ベンツと自動運転に向けたカメラシステムを共同開発

2014年12月26日 17:39

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 LGエレクトロニクスは26日、自動運転の実現に向けた次世代のインテリジェントカーに搭載する「ステレオカメラシステム」を、メルセデス・ベンツと共同開発することを発表した。

 この「ステレオカメラシステム」は、自動走行時のドライバー支援システムとなり、前方にある障害物などの危険を感知し、自動でブレーキをかけるなどの制御ができるほか、車両が道路を離脱すると警告音を出すことができる。また、道路上にある速度制限などの標識を自動で認識し、走行速度を調節することも可能となる。

 LGエレクトロニクスでは、この共同開発プロジェクトにおいて、同社のカメラシステム及びエレクトロニクス技術における幅広い経験と総合的な研究開発能力を活用し、現在の先進運転支援システム(ADAS)技術がさらに進化することを期待するとしている。

 2013年に設立された同社のビークル・コンポーネンツ事業本部は、自動車部品分野の開発に注力しており、エレクトロニクス分野において培ってきた映像技術や統合的設計技術などを生かし、世界の自動車メーカーとさまざまな共同開発プロジェクトの推進および部品供給の拡大を進めている。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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