「土地建物ローンゼロ住宅」は今年度限り? 究極の太陽光発電利用の家

2014年12月20日 19:18

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記事提供元:エコノミックニュース

「資金はあまり用意できないけれど、マイホームが欲しい」こんな考えを持つ人は多いだろう。そんな、わがままをきいてくれるハウスメーカーがある。土地と建物の住宅ローンが20年間にわたり実質0円になるというのだ。

「資金はあまり用意できないけれど、マイホームが欲しい」こんな考えを持つ人は多いだろう。そんな、わがままをきいてくれるハウスメーカーがある。土地と建物の住宅ローンが20年間にわたり実質0円になるというのだ。[写真拡大]

 「資金はあまり用意できないけれど、マイホームが欲しい」こんな考えを持つ人は多いだだろう。そんな、わがままをきいてくれるハウスメーカーがある。土地と建物の住宅ローンが20年間にわたり実質0円になるというのだ。

 「土地建物ローンゼロ住宅」を実現させたのは、中堅住宅メーカーのアキュラホームだ。「試行棟」と呼ばれる住宅の見学会が、12月16日に埼玉県久喜市で開催された。この建物は96平方メートルの敷地にコンパクトな52平方メートルの床面積の平屋木造住宅で、10.71kwの容量の太陽光発電を搭載している。

 「土地建物ローンゼロ住宅」とは具体的には、土地と建物価格が税込みで1410万円、自己資金150万で、1260万円の35年借り入れ。その内の当初20年が、売電によって実質ローン支払いが0円になるというものだ。

 50平方メートルちょっとというサイズは、例えば、子供たちはもう独立して定年を迎えたようなシルバー世代にはうってつけではないだろうか。最近は、増築の反対の意味として減築という言葉をよくきく。かつて人口が急激に増加した時代には、床面積を広げる増築がもてはやれたものだが、現代の人口減少の時代にはこの減築がトレンドだ。

 子供も独立して、夫婦ふたりで、大きな家に住むというのは、家の掃除や手入れ、セキュリティからしてもデメリットが多いだろう。また築年数も多くなっていのるで、修繕費用が嵩むこともある。減築を考えるのもいいが、それ相当の費用が当然かかる。それならば、いっそ思い切って今住んでいる家を手放し、その売却代金を自己資金に充てて、この「土地建物ローンゼロ住宅」を購入するのもひとつの考えだろう。

 太陽光発電は、現在経済産業省が、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度見直しや、買い取り価格の引き下げなどを検討している。そういった意味では、今年度がラストチャンスになる可能性もありそうだ。

 大手のハウスメーカーの関心は、早くも電気を売るのではなく、溜めて自らが使う蓄電池に向かっていて、既に同様のプロモーションは行っていないようだ。そんな中、アキュラホームがこのようなキャンペーンを展開するのは、きめ細かいサポートが可能な中堅メーカーだからこそだろう。(編集担当:久保田雄城)

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