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三菱日立パワーシステムズ、サウジアラビアの国営石油会社と包括購買契約を締結
三菱日立パワーシステムズとサウジアラビアン・オイル・カンパニーの調印式の様子(三菱日立パワーシステムズの発表資料より)[写真拡大]
三菱日立パワーシステムズは10日、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジアラムコ)と、石油・ガスプラントの中核動力機器であるガスタービン向けの機器・サービス・代替部品を供給する企業間包括購買契約を締結したと発表した。
契約は、14年間の長期保守契約を含むもので、ガスタービンの保守・管理、代替部品の供給およびリモートモニタリングなどを行い、サウジアラムコのプラント設備の安定的かつ高効率な稼働に貢献することを主旨とする。
保守などの業務は、三菱日立パワーシステムズが2013年にサウジアラビアに設立したグループ企業を通して実施する。対象となるのは、三菱重工業が2004年にサウジアラムコのベリー・ガスプラント向けに引き渡した、出力15万1,000キロワットのM501F形ガスタービン2基をはじめ、これまで同社が石油・ガスプラント向けに納入した同形ガスタービン11基。
三菱日立パワーシステムズは、今回の契約締結を受けサウジアラビアにガスタービンを補修するためのサービスセンターを設立する。ガスタービンの中核パーツである高温部品の検査・修理をはじめとする高品質サービスを迅速に提供することにより、サウジアラビアの経済発展に寄与する考えだという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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