電通、英ソーシャルメディア運用支援会社を買収

2014年12月5日 11:42

印刷

電通は、英国のソーシャルメディア・マネジメント・エージェンシー「Tempero Limited」(テンペロ社)を買収する。写真は、テンペロ社のWebサイト。

電通は、英国のソーシャルメディア・マネジメント・エージェンシー「Tempero Limited」(テンペロ社)を買収する。写真は、テンペロ社のWebサイト。[写真拡大]

 電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は4日、英国のソーシャルメディア・マネジメント・エージェンシー「Tempero Limited」(テンペロ社)の株式100%を取得することを同社株主と合意したと発表した。

 2003年に営業を開始したテンペロ社は、消費者がソーシャルメディアから発信する企業関連情報の分析や、それに対応した企業やブランドを守るための施策を展開している。また、消費者のエンゲージメントを高めるコンテンツ制作や双方向のコミュニケーション、さらにはソーシャルメディア上のコミュニティー・マネジメントなど、ソーシャルメディアを企業のビジネスに生かす業務を得意とする。コミュニティー・マネジメントについては、20言語での11年以上にわたるサービス実績から、業界をリードするポジションを確立しているという。

 これまで電通グループでは、この領域でのサービスをカナダのウィニペグ市に本拠地を置くICUC社(従業員数400名以上)を通して、主に北米地域で行ってきた。一方、今回買収するテンペロ社は、主に欧州を活動地域としているため、両社を合わせることでビジネスフィールドを大きく広げることが可能になる。今後、テンペロ社の事業をICUC社に統合し、さらなる事業拡大とブランド力の向上を図る方針だ。

関連記事