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静岡鉄道、再来年春に40年ぶりの新型車両導入
静岡鉄道は、2016年春に40年ぶりに新型車両を導入する。(写真:同社発表資料より)[写真拡大]
静岡鉄道は28日、2016年春に40年ぶりに新型車両を導入すると発表した。
この新型車両は、1973年に登場し、現在まで使用されている1000形車両の置き換え用として導入される。導入される本数は、2両編成×12本の計24両で、8年間かけて順次導入する。車両はステンレス製で、1両当たりの定員は119名。最高速度は70km/hで、加速度は1000形の2.5km/h/sよりも高い3.0km/h/sとした。
同社車両では初めて、電圧と周波数を変化させるVVVFインバータ制御や電力回生ブレーキを採用し、1000形車両と比べて、消費電力を約半分に減らすという。モーターは全閉構造化し、通風構造を見直し、騒音を抑える。
また、主要機器の二重化して安定性を確保するほか、台車に滑走防止装置を装備し、雨天時の滑りを軽減するという。
車内には、ドア上に各種情報を提供する液晶ディスプレイを設置するほか、ベビーカーや車いすスペースを設ける。また、車内の照明にはLEDを採用する。
なお、車両の塗装についてはまだ検討中で、今後決定するとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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