ゲームの分割販売は成功するか

2014年11月23日 16:46

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記事提供元:スラド

カプコンでは、2015年初頭に発売予定の「バイオハザード リベレーションズ2」のダウンロード版で、ストーリーをエピソードに分割して順に配信する「エピソディック配信」と呼ばれる方式を採用する。ダウンロード版は全4エピソードに分割され、全エピソードと追加コンテンツがセットになった「シーズンパス」が用意されるほか、エピソード単位での購入も可能になるという。パッケージ版はシーズンパスにさらにコンテンツを追加した内容で、全エピソード配信後に発売となる。価格は未定だが、1エピソードを1,000~2,000円にすることで、試しに遊びたい人が手を出しやすいようにするとのことだ(朝日新聞デジタルの記事ファミ通.comの記事)。

あるAnonymous Coward 曰く、 ゲーム会社にとっては、ダウンロード販売は収入の柱で、カプコンの家庭用ゲームソフト売り上げの4割はダウンロード販売だそうだ。欧米を中心に過去の人気ソフトの販売が好調らしい。

エピソディック販売はダウンロード販売の利点を生かしたネット時代ならではの販売方法といえる。ダウンロード版は価格を変更しやすいので、カプコンではセールなども検討しているという。消費者にとってもお試し的な買い方ができ、体験版より遊びがいもあるので都合が良いだろう。こうした販売方法が広がってほしいものだ。

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