美しい鳴き声のチャイロコツグミ、倍音列に従った音程を選択していた

2014年11月7日 10:48

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 北米で繁殖するチャイロコツグミのオスは鳴き声が音楽的なことで知られるが、旋律が倍音列に従った音程で構成されていることが研究により判明したそうだ(論文アブストラクトScienceSlashdot)。

 人間の音楽で使われる音階の多くは、一部またはすべてが整数倍の周波数の音程を並べた倍音列に基づいて作られている。このような音階の成立について、発声機構の制約によるものか、文化的に選択されたものなのか長らく議論されてきた。研究者らは北米各地で50年以上にわたって録音されたチャイロコツグミの鳴き声から10以上の楽音を含む14羽の鳴き声71点を抽出。分析の結果、多くが倍音列に基づいたシンプルな周波数比の音程を使用していることが判明したとのこと。また、これらの音程が発声機構の制約によるものではなく、能動的に選択されたものであることもわかったという。

 鳥類の多くが倍音列に従った鳴き声を持つという証拠はないものの、整数倍の周波数比を好むのが人類だけではないことも明らかになった。これらの発見は音階の成立をめぐる議論などにも影響を与えると考えられるとのことだ。

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