【今日の言葉】9月中間決算の見所

2014年10月22日 11:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 『9月中間決算の見所』=まもなく、2015年3月期の9月中間決算が本格化する。4~9月の企業を取り巻く環境を「数量」と「単価」の視点でみると、数量は内外需とも弱く、辛うじて、輸出企業には円安効果による単価面での寄与が見込めるという姿のようである。

 欧州経済の停滞でヨーロッパ向け数量は低調、中国向けも引き続き伸びていない。しかも、資源関連企業には価格下落による単価ダウンにも見舞われている。

 国内では春の消費増税の影響で車、住宅、家電などが総じて芳しくない。天候不順も重なって消費は全体的に低調だった。

 この先、消費税10%が控えているし、電力料金などの単価アップで家計はさらに厳しくなる。もちろん、円安で燃料費の単価アップも大きい。こうした、環境を受けての9月中間決算である。

 企業々績を端的に現す日経平均予想1株利益は現在1034円である。9月中間決算がスタートした今年4月1日は1020円だった。1株利益でみれば消費増税の影響は受けていないといえる。これから、発表の9月中間決算で予想1株利益を伸ばすことができるかどうかで先行き相場のスケールが決まってくるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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