パイオニア、LTE通信で渋滞情報などを取得できるミラー型の車載端末を開発

2014年9月30日 19:56

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パイオニアが開発したLTE通信モジュールを搭載したクラウドサービスを活用する「ミラー型テレマティクス端末」の概要を示す図(同社の発表資料より)

パイオニアが開発したLTE通信モジュールを搭載したクラウドサービスを活用する「ミラー型テレマティクス端末」の概要を示す図(同社の発表資料より)[写真拡大]

 パイオニアは30日、車載機器として国内で初めてLTE通信モジュールを搭載したクラウドサービスを活用する「ミラー型テレマティクス端末」を開発したと発表した。

 同端末は、LTE回線を使って常時ネットワークに接続しているため、ドライバーが必要とするさまざまなリアルタイム情報(施設、渋滞、天気、ニュース等)を入手することができる。「音声対話型ドライブエージェントサービス」を搭載しており、走行中でも対話方式の音声操作で各種機能を利用できる。

 また、広角車載フロントカメラを内蔵しており、ドライブレコーダーとして使用できるほか、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知/前方車両発進検知や、内蔵センサーによる危険運転検知などの安心運転支援サービスで、ドライブをサポートする。

 用途に合わせた専用アプリケーションをインストールすることで、GNSS(全地球型測位システム)や内蔵センサー、通信機能を使った車両の動態管理やドライバーへのメッセージ送信など、幅広い業務用途での活用も可能という。

 本年度中に発売する予定で、価格・仕様などの詳細は、後日発表するという。

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