日本精工、極洋、ニトリHDなど/本日の注目個別銘柄

2014年9月26日 16:56

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記事提供元:フィスコ


<6954> ファナック 20310 +805買い気配スタート。前日に発表した業績予想の上方修正がポジティブなインパクトにつながる。上期営業利益は1210億円から1375億円に、通期営業利益は2042億円から2680億円にそれぞれ上方修正。通期の市場コンセンサスは2300億円レベルであtっため、想定以上の上方修正幅となる格好に。ロボドリル主導の上方修正と示唆されているもようであり、ピークアウト懸念が支配的となっていた中でサプライズにつながっている。ゴールドマン・サックス(GS)やみずほ証券などで目標株価引き上げへ。

<9843> ニトリHD 6640 +300上げ目立つ。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は前年同期比20.4%増の375億円となり、会社計画300億円、並びに、先の業績観測報道での数値360億円程度を上回る着地となった。円安の影響、消費増税後の駆け込み需要の反動などが懸念されていた中、想定以上の好決算として関心が高まる格好に。ゴールドマン・サックス(GS)、野村、SMBC日興証券など目標株価引き上げの動きが目立っている。

<6740> JDI 520 -63下げ目立つ。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーパフォーム」に格下げ、目標株価も870円から480円に引き下げている。上半期決算前の発表が見込まれる下方修正をきっかけに、iPhone6一巡後の競争激化、それに伴う当期赤字、継続的なキャッシュ毀損リスクが意識されるとしている。今期営業利益は、会社計画400億円に対して150億円の予想、来期、再来期と大幅減益が続く予想としている。

<7844> マーベラス 1367 +195急伸で上昇率トップ。「剣と魔法のログレス」のランキング上昇が好材料視されている。アップルのトップセールスランキングでは、「パズドラ」、「モンスト」に続く第3位に浮上している。CM効果なども顕在化する格好か。業績拡大期待が一段と高まる状況になっている。なお、前日にはネイティブアプリ「NBA CLUTCH TIME」の11月リリース決定なども発表している。

<6471> 日本精工 1563 -45軟調。シティでは投資判断を「1」から「2」に格下げしている。業績は好調で上方修正期待なども高いが、この1 年で50%以上上昇、TOPIXと機械株をアウトパフォームしており、割安感が乏しくなったとの見解のようだ。株主還元への姿勢が変わらない限り、ここからさらにPERが拡大するとは考えにくいとしている。

<1301> 極洋 262 +6しっかり。2017年から完全養殖マグロの出荷を年間200トン規模で開始すると報じられている。日本配合飼料ととの共同出資会社である極洋日配マリンでは、第2世代の稚魚をいけすに移すことに成功したもよう。計画している出荷水準は、近畿大学が展開している年間80トン前後を上回り国内で最大級となる。飲食店や小売店に直接販売する計画、中期的に量産化による低価格化などを進めることにより、出荷拡大に伴う収益寄与に対する期待感が先行へ。なお、共同展開する日本配合飼料は本日から上場廃止、10月1日に協同飼料との共同株式移転により設立された「フィード・ワンホールディングス」が新規上場となる。

<4540> ツムラ 2453 -125さえない。モルガン・スタンレー(MS)では、上半期営業利益は会社計画線上での着地となり、通期では会社側の計画達成は厳しいと指摘している。足元の売上が下振れ含みで推移していることが背景だが、足元の円安は追加のマイナス要因にもなり、来期営業利益に10億円前後の影響が出るともしている。なお、MSでは、上半期決算で通期計画が下方修正されれば、短期的な悪材料出尽しポイントになると捉えているようだ。

<1972> 三晃金属 260 +22急伸。場中に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の3.2億円から6.4億円に増額、通期では9.7億円から14.6億円に上方修正している。原価管理の強化などで収益性が想定以上に向上しているようだ。もともと、第1四半期営業損益は単独ベースの前年同期と比較して2.1億円の損益改善となっていたため、上振れの可能性は高いと見られたが、株価パフォーマンスは極めて低調だったこともあり、ストレートに大幅上方修正を評価する流れへ。

<6262> ペガサスミシン 678 +14堅調。丸三では投資判断を新規に「買い」、目標株価を850円としている。工業用ミシン事業は生産拠点の移行などを背景に今後も底堅い需要が期待できるとしているほか、ダイカスト部品事業も、生産能力増強によって再来期にかけ売上拡大が見込めるとしているようだ。今期業績は会社計画を上回るとみているほか、来期も4割近い増益を期待しているようだ。《FA》

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