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ダイエー、エイチーム、大日本スクリーン製造など/本日の注目個別銘柄
<8263> ダイエー 142 +21買い気配スタート。イオンが同社を完全子会社化することで検討に入ったと報じられている。株式交換を実施して、2015年春までに少数株主の持分を取得する方針としている。買収プレミアムを期待する動きが優勢になっているもよう。ただ、株式交換ではプレミアムが高まりにくいとの見方があるほか、同社の業績は低迷中でもあるため、プレミアムは限定的にとどまるといった考えなどもあるようだ。
<3662> エイチーム 6220 -590大幅安。LINEが年内の上場を見送ると伝えられている。リクルートと並んで年内最大規模のIPO案件と想定され、資金調達による事業展開拡大への期待感なども期待されていたため、LINE関連とされる銘柄には失望売りが先行する状況となっている。アドウェイズ<2489>やメディア工房<3815>、エムアップ<3661>、ネオス<3627>、イマジニア<4644>、ネットイヤー<3622>、メディアドゥ<3678>など関連銘柄は軒並み売り優勢に。
<7735> 大日本スクリーン製造 562 -36さえない。先週末、持株会社体制への移行に伴う事業戦略説明会を開催している。全般的に具体策や新鮮味に欠けるとの指摘が多く、期待感を先行させていた向きには失望感が台頭する状況となっているもよう。なお、中期計画をチューニング中としており、上半期決算発表時点で、アップデートした中期計画を発表するもよう。
<5110> 住友ゴム工業 1561 -40売り優勢。シティでは投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価も1750円から1540円に引き下げている。北米以外の地域での需要減速、北米での中国タイヤのシェア上昇などを格下げの背景としている。中国でのタイヤ需要減速と駆け込みにより、足元では北米における中国タイヤのシェアが急上昇しているもよう。なお、シティでは同様に横浜ゴムの投資判断も格下げしている。
<6113> アマダ 1032 +13しっかり。今上半期の業績上振れ観測報道が伝わっている。営業利益は従来予想を15億円上回り、前年同期比2.4倍の90億円前後になりそうだとされている。市場コンセンサス並みの水準でサプライズは限定的だが、同社は純利益の全額を株主に配分する方針を打ち出しており、業績上振れの確度の高まりはストレートに株主還元策の強化につながるとして、ポジティブに捉える動きが先行へ。
<9843> ニトリHD 6230 +230買い優勢。明日に上半期の決算発表を控えており、期待感が先行する格好になっているようだ。先の観測報道では、上半期営業利益は、会社計画300億円に対して360億円程度になったもようと伝わっている。通期予想の上振れ期待などにつながっていると見られる。また、急激な円安一服傾向なども支援に。
<1899> 福田組 1171 +80強い動き目立つ。本日は建設セクターが業種別上昇率のトップになっている。海外株安や為替の円安一服などで、調整一巡感のある建設セクターに再度物色資金がシフトしてきているようだ。なかでも、臨時国会の開会を控えて、地方創生などをテーマ物色する動きも強まるとの見方から、新潟で最大規模のゼネコンと位置づけられる同社などには、期待感が高まりやすいとの見方も。
<7701> 島津製 929 -41軟調。先週末にスモールミーティングが開催されているもよう。ゴールドマン・サックス(GS)では、期待される中国事業の回復の兆しは見られず、むしろ足元も低調な推移が続いている点を確認として、目標株価を1000円から980円に引き下げている。第2四半期業績は医用を中心に営業利益が会社計画に届かないリスクがあるとしているもよう。
<3333> あさひ 1248 -51さえない。一昨日に上半期の決算を発表、通期予想は下方修正しており、ネガティブ材料視される格好に。上半期営業利益は28.2億円で前年同期比11.9%減益、従来予想の36億円を下回り、一転しての減益となった。また、通期予想は従来の42.5億円から32.6億円にまで下方修正している。消費増税後の反動減に天候不順なども影響したもよう。UBSでは、足元販売は底打ちもマージンには課題と指摘しているようだ。《FA》
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