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【木村隆の相場展望】週の半ばから様子見ムード高まる展開に
■相場展望(8~12日)
注目の米国の8月の雇用統計が明らかになった。8月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比14万2000人増加となり、伸びは22万5000人程度との市場予想を下回った。景況感の悪化から売りが先行したが、その後は米国の緩和姿勢が、長期化するとの見方が広がり、売り一巡後は勢いを取り戻した。
CMEの日経平均先物は1万5685円と、大証日経平均先物の終値1万4690円をわずかに下回って引けた。米国の失業率の悪化にも関わらず、ニューヨークダウは前日比67ドル高の1万713ドル高と引けにかけて買い戻され、これで悪材料をこなす力が備わっていることが確認された。
投資主体別売買状況では海外投資家が622億円の売り越しにバックした。裁定買い残は690万株増と小幅の増加で21億1779万株増となった。今週に入っても、9月1日は1599万株の減少となったものの、2日、3日は増加で。積み増しの方向性は出ていない。
12日には9月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を控えている。SQ自体に波乱要素は少ないが、週半ばからは様子見ムードが広がり、積極的に上値を追う展開にはなりにくいとみられている。それでも、NYダウの堅調な動きからは、日本株も底堅い展開になると見られる。(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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