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パナソニック、オーディオブランド「Technics」を復活
パナソニックは4日、2010年に廃止したオーディオ専用ブランド「Technics(テクニクス)」を12月に復活させると発表した。
「Technics」は1965年に当時の松下電器産業が展開を開始したオーディオ専用のブランドで、語源は原音を忠実に再生する「テクノロジー」に基づくという。同年に密閉型2ウェイ2ユニットスピーカーシステム「Technics 1」を1号機として発売した。また、1970年には世界初のダイレクトドライブ方式のアナログターンテーブルを発売し、その後は高価格帯製品を中心にコントロールアンプ、パワーアンプ、CDプレーヤーを発売してきた。
しかし、松下電器産業は2008年の「パナソニック」への社名変更の際、ブランドを「Panasonic」に統一する方針とし、「Technics」のブランドは同年発売のクォーツシンセサイザーD. D.プレーヤー「SL-1200MK6」が2010年に生産を終了したことを機に廃止していた。
同社は、近年音楽の楽しみ方が多様化し、CD規格を超えるハイレゾ音源が充実するなど、音楽とともにあるライフスタイルが拡大していることから、より高品位な音の表現が求められていると判断し、来年に登場から50年を迎える「Technics」ブランドを復活させることにしたという。同社では12月にヨーロッパ向けに復活1号機となるハイファイオーディオシステムを発売し、順次グローバル展開していくとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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