ラクオリア創薬 5-HT2B拮抗薬が日本で特許査定評価、日本においても知的財産権強化へ

2014年8月25日 12:23

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記事提供元:フィスコ


*12:23JST ラクオリア創薬---5-HT2B拮抗薬が日本で特許査定評価、日本においても知的財産権強化へ

ラクオリア創薬<4579>は20日、同社が創出し、これまで審査中だった5-HT2B拮抗薬の物質特許(出願番号2010-539267)が、日本で特許査定を受けたと発表した。今回の5-HT2B拮抗薬の特許査定により、今後は米国等に続き、日本においても同社の知的財産権が強化されることになる。

同社が創出した5-HT2B拮抗薬は、過敏性腸症候群(IBS)などに薬効が期待できる薬である。IBSの主な症状は慢性的な腹痛・腹部不快感と便通異常であり、ヒト腸管に広く分布する5-HT2B受容体は、痛みの伝達や消化管運動への関与が示唆され、IBS治療の新規なターゲットであると考えられている。

引き続き、他の国々での特許権の成立に注力するとともに、日本を含む全世界を対象としたライセンス活動を展開する計画である。なお、本特許査定による2014年12月期の業績予想への影響はない。《FA》

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