住友化学、中国で高機能農業用ハウスフィルムの製造設備を増強

2014年8月12日 11:41

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 住友化学は12日、中国の大連金港集団との合弁会社である大連住化金港化工で、高機能農業用ハウスフィルム(農POフィルム)の生産能力を、現状の年間4,000トンから1万トンに増強すると発表した。中国、韓国、日本での需要の高まりに対応するという。

 同社によると、今回生産能力を増強する農POフィルムは、農業用ハウスの大型化などを背景として、中国・韓国・日本などで、広幅品の需要が大幅に増加している。また、高付加価値な花卉(かき)などの園芸作物の栽培が広がる中国では、廉価品から高機能品への置き換えが急速に進んでいる。

 住友化学が大連住化金港化工で製造している農POフィルムは、透明性、流滴性、耐久性などの機能・品質が従来から評価されており、広幅化に対応した製造設備を増設することで、こうした需要に対応するという。

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