三菱重工、グループ会社がアルゼンチンでガスタービン発電機を受注

2014年8月11日 10:42

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 三菱重工は8日、グループ会社のPWパワーシステムズ(PWPS)が、アルゼンチンで出力6万kWのガスタービン発電機「FT4000 SWIFTPAC」を受注したと発表した。同製品のラテンアメリカ向け受注は今回が初めてで、運転開始は2015年5月の予定という。

 同社によると、「FT4000 SWIFTPAC」は、米国の航空機用エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)が供給するPW4000エンジンを動力源とする航空機エンジン転用型ガスタービン発電機。航空機エンジン転用型としては世界最高出力の高い信頼性を持ち、出力6万kWと12万kWの2つのラインナップがある。

 受注先は、アルゼンチンの資源・エネルギー大手アルバネシ傘下の電力会社ジェネラシオン・フリアス。アルゼンチン首都ブエノスアイレスに導入され、首都周辺の旺盛な電力需要に応えていく予定という。

 PWPSは、本社を米国コネチカット州グラストンベリーに置き、航空機エンジン転用型ガスタービンのエンジニアリング・組立・販売・サービス、EPC(設計・調達・建設)などを手掛けている。三菱重工業は2013年5月に、P&WからPWPSを買収し、三菱重工業グループが得意とする大容量・高効率のハイエンド機に、PWPSの中小型航空機エンジン転用型ガスタービンなどを加えて、フルレンジの製品群でガスタービン事業を展開している。

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