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物質が微少振動する映像から音声を復元するアルゴリズム
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 MITやMicrosoft、Adobe Systemsの研究者チームが、動画内の物体の微小振動を解析し、そこから音声を再現するというアルゴリズムを開発したという。ある実験では、15フィート離れた場所から防音ガラスごしにポテトチップの袋を撮影。その撮影されたポテトチップの袋の振動から、屋内の会話や流れている音楽などのオーディオ情報を復元できたという(MITNews、YouTubeに掲載されている動画、Slashdot)。
また、別の実験ではアルミニウム箔やコップの中の水、植物の葉の動きといった様子を撮影した映像からも音声を再現できたとしている。動画から忠実なオーディオ信号を復元するには一定のフレーム数が必要。実験では毎秒2000~6000フレーム撮れるハイスピードカメラを使用している。しかし、毎秒60フレームの撮影能力を持つ普通のデジタルカメラでも、一定の高周波振動の情報は推察できるとのこと。
この技術は法執行機関や法医学などの分野での応用が考えられている。また、これを応用することで「今までに無い新しい画像処理」を行える可能性もあるという。
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