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パナソニック、米EVメーカーのテスラと大規模電池工場建設で合意
パナソニックは電気自動車(EV)メーカーの米テスラモーターズと米国での大規模電池工場(ギガファクトリー)の建設で合意した(写真提供:パナソニック)[写真拡大]
パナソニックは31日、米国電気自動車(EV)メーカーのテスラモーターズ(本社・カリフォルニア州バロアルト)と、米国での大規模電池工場(ギガファクトリー)の建設で合意したと発表した。合意は、テスラが土地、建物、設備を提供するとともに、テスラ及びパナソニックがリチウムイオン電池セル(ユニット)や電池モジュール(セルの集合体)、電池パックを生産する。
生産規模としては、2020年までに年間35GWh(ギガワット時)相当のセルと50GWh相当のパックを計画している。ギガファクトリーにおける雇用者数は、2020年までに約6500人になると予測されている。
ギガファクトリーは、EVの航続距離を延ばす低コストのリチウムイオン電池パック製造及び、大衆向けのEV普及のための電池パックの大量生産化が目的である。テスラは、大衆向け低価格の次期EVとして、「モデル3」と呼ばれる車種の投入を明らかにしており、ギガファクトリーはそれを可能にするためであるとされている。
パナソニックは、かねてより、テスラとの間で、EV普及に向けたさまざまな協業を行ってきた。同社のリチウムイオン電池はEVに必要とされる高容量、耐久性、コストパフォーマンスで、高い評価を得ており、「今回、ギガファクトリーでのリチウムイオン電池セルの生産が実現すれば、EV市場の拡大を加速させることができる」と同社では期待している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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