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学生の6割「インターンで出会いあった」、恋人できたケースも
夏休みは「インターンシップ」の時期だ。就活時期が後ろ倒しになった影響で、企業の間では「早くから優秀な学生に接触しなければ」との焦りが広がり、インターンを開催するケースが増えている。学生側も、就職活動への意識が高いほど「インターンを通して早くから自己アピールしたい」と考える傾向にあり、両者の思惑は一致している。
インターンは、学生たちにとって「出会いの場」でもある。リクルートが、インターン参加経験のある大学2年生~大学院2年生364人(男子150人、女子214人)に「インターンシップでの出会いがあったかどうか」尋ねたところ、6割近くが「はい」と回答した。わずかながら、恋人ができた学生もいるようだ。
「どんな出会いだったか」を複数回答で尋ねたところ、63%が「大学生・大学院生の友人ができた」と回答。「社会人との人脈が築けた」も58.8%に上った。「恋人ができた」も4.3%。インターンでは学生たちが一定期間、チームになって共同作業をすることもある。目標へと向かって互いに励まし合ううち、恋愛感情が生まれる例もあるのだろう。「彼女ができて、今は幸せです(大学院教育学研究科1年・男子学生)」という学生もいた。
インターンが終わった後も、SNSで「つながり続ける」学生たちは多い。「通信業界の1週間のインターンシップに参加していた全員で、LINEのグループを作って連絡をとり合っている。就活の近況報告は、お互いに励みになったし、今後も有益な情報交換ができそう(理工学部4年・女子)」、「音楽関係の会社の1週間のインターンシップで仲良くなった会社の人と、今もときどきLINEで連絡をとって、一緒に食事をすることも。仕事のお手伝いをさせてもらえることもあり、業界を垣間見る貴重な機会になっている(文学部4年・女子)」など、学生同士の友人関係だけでなく、社会人との人脈も築けるのが「インターンシップ」の魅力ということだろう。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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