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男子より女子学生のほうが就活意識が高い理由は、「不安」にアリ?
就職活動において、男子学生よりも女子学生のほうが「不安を持ちやすく」「早い時期から行動する」傾向にあることがわかった。
株式会社ライセンスアカデミーは、17日までに学生を対象とした就職に対する意識調査をアンケートにて行った。回答数は2,966件。調査期間は2013年秋から2014年春まで。男女比は、男子55%、女子43%。学校種別は、大学51%、短期大学11%、専門学校38%。
応募に際して重要視する項目について尋ねたところ、もっとも多かったのが「社風(45%)」。ついで、「業種(40%)」、「場所(23%)」、「職種(17%)」、「福利(15%)」、「給与(14%)」、「規模(11%)」「転勤(5%)」となった(複数回答可)。男女別では、1位から5位までのいずれも、男性よりも女性の比率が高く、逆に「給与」「規模」の項目においては男性のほうが高い比率を占めた。
就職課やキャリアセンターの利用比率に関しては、「利用したことがない」がもっとも多く35%。ついで、「1か月に1回(20%)」、「2から3ヵ月に1回」、「週に1回(14%)」「2週間に1回(13%)」「週2から3回(4%)」「その他(1%)」となった。とくに、「利用したことがない」の項目に男女差が顕著で、男性が41%、女性は24%となっており、男性よりも女性のほうが利用比率が高いことが伺える結果となった。
合同企業説明会に参加した学生を対象に、その目的を尋ねたところ、「多数の企業情報収集のため」がもっとも多く46%、次いで「希望業種の企業が参加している(12%)」、「教授に勧められた(5%)」。男性に比べて女性は、「情報収集」の割合が低く、逆に「希望企業が参加している」割合が高かった。
就職活動全般にわたり不安な点を尋ねたところ、もっともも多かったのは「面接(62%)」、「履歴書・ES(51%)」、「筆記試験(35%)」、「業種選び(11%)」、「職種選び(7%)」、「服装など(7%)」「その他(1%)」となった(複数回答可)。男女別では、すべての項目について男性よりも女性の比率が高かった。
男子学生に比べて女子学生のほうが、早い段階から就職活動を意識する傾向にある。その一因として、女子学生のほうが比較的「不安」を多く抱えていることが挙げられるようだ。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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