関連記事
ムーアの法則を救うのは真空管かもしれない
記事提供元:スラド
taraiok 曰く、 トランジスタは現在、生産技術の限界から行き詰まりを見せている。しかし、NASAの研究者たちは、再びトランジスタを加速させる手法を発見したという。それはなんとコンピューターの初期に使われていた「真空管」技術を使ったものらしい(HOTHARDWARE、IEEE Spectrum、Slashdot)。
NASAのAmes Research Centerで開発されているのは、真空チャネルトランジスタ(vacuum-channel transistor)というもの。伝統的な真空管技術と最新の半導体製造技術を組み合わせたもので、小型かつ安価な装置として製造することができるという。まだ初期の研究段階にあるが、460GHzのクロックで動作するシリコンの作成に成功。また真空管と同じく熱や放射線に対しても強いとされる。
IEEE Spectrumの記事によると、真空チャネルトランジスタは、半導体電界効果トランジスタもしくはMOSFETに類似した構造であるようだ。また長年課題となっている赤外電磁スペクトルで谷間になっているテラヘルツギャップを埋めることができる技術に繋がるかもしれないとのこと。
スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | ハードウェア
関連ストーリー:
今後半導体分野では性能向上と価格低下は両立しなくなる? 2013年12月09日
ムーアの法則は2020年で終了 2013年09月01日
ハンドメイドな真空管 2008年01月10日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク