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TASAKI、丹青社、パナソニックなど/本日の注目個別銘柄
<6752> パナソニック 1171 +31買い先行。米バロンズ紙では日本株の特集記事を掲載しており、そのなかの個別銘柄として、ソフトバンク<9984>とともに同社が取り上げられている。一部外国人アナリストのコメントとして、不採算事業から積極的に撤退している唯一の企業であり、株主への還元とキャッシュフローを真剣に考えている数少ない日本企業の一つと指摘されている。目標株価は1500円と設定されているもよう。
<6723> ルネサスエレク 823 +12買い先行。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も800円から1000円に引き上げている。世界シェアトップのMCU市場は堅調な成長が予想されるほか、中核に見据える自動車向け半導体は加速度的に成長すると予想しているもよう。大株主による持分放出のロックアップ解除までに成長戦略が打ち出されるともみているようだ。アナリストの買い推奨が少ない銘柄だけに、インパクトは大きいようだ。
<2193> クックパッド 2682 +311急騰。先週末に前4月期の決算を発表、営業利益は31.3億円、前期単独比18.5%増益になっている。先の観測報道数値にほぼ沿った水準で着地する格好に。一方、未定としていた配当金は12円にすると発表、株式分割を考慮すると実質7円の増配となる。増配幅は想定以上といった見方に。ドイツ証券では、媒体価値の高まりに伴う中期業績成長の継続、足元での株価下落などを背景に、投資判断を「バイ」に格上げして3000円目標としている。
<7968> TASAKI 956 +150ストップ高比例配分。先週末に業績予想の上方修正を発表、ポジティブなサプライズにつながっている。上半期営業利益は従来予想の3.5億円から15.2億円に増額修正、前年同期比では5.2倍の水準となる。通期でも4億円から12億円の水準にまで大幅上方修正。消費増税前の駆け込み需要発生に伴って、国内小売事業が上振れとなっているもよう。
<9743> 丹青社 483 +54強い動き。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は21.4億円で前年同期比59.3%増益、上半期計画は11.8億円で同3.3%減益見通しであり、上振れ推移との見方になっている。通期計画20億円も超過する状態に。今期の弱気見通しなども株価の調整色を強めさせていただけに、上振れ期待の高まりとともに見直しの動きが強まっているようだ。
<2326> デジタルアーツ 1015 +150ストップ高比例配分。先週末のTV番組で取り上げられているもようであり、買い材料視されている。ネットの情報漏えいを防止するセキュリティーソフトは世界的に需要が伸びているなか、ユニークなソフトウェアで海外市場を狙っている企業と紹介されている。同社のソフトは、ファイルを送ったあとからでも送信者が遠隔で消せるという特徴を持っており、セキュリティーの世界的権威でも一目を置くとされている。
<5981> 東京製綱 152 +11人気化。東京五輪の移動手段として、豊洲に移転する水産卸売市場と汐留を結ぶロープウェーの建設が要望されていると伝わっている。こうしたロープウェーの構想観測を受けて、関連銘柄として思惑物色されているもようだ。同社のワイヤロープはロープウェー向けにも多数の実績があるようだ。
<3657> ポールトゥウィン 1245 -93下げ目立つ。先週末に第1四半期の決算を発表、減益決算をあらためてネガティブ視する動きが先行へ。第1四半期営業利益は4.9億円で前年同期比2.4%減益、もともと上半期予想は9.7億円で同13.5%減益の見通しであったが、ここまで2ケタの利益成長が続いていただけに、実際に収益鈍化が確認されたことが嫌気される格好となる。通期予想は前期比1.8%増益の21.8億円を据え置いているが、市場予想は25億円弱の水準となっていた。
<7649> スギHD 4720 -245下げ目立つ。JPモルガン(JPM)では「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げで目標株価を4300円に、UBSでの「ホールド」から「セル」に格下げで目標株価を3800円にしている。収益の減速傾向が強まっている中で、株価水準の割高感は許容しにくくなっているとの見解のようだ。
<4676> フジメディア 1580 -50売り優勢。三菱UFJでは投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価を2400円から1610円に引き下げている。足元における番組改変後の回復の鈍さなどを考慮すると、同社の視聴率や業績回復は業界他社比で劣後するとみているもようだ。また、直近ではカジノ関連銘柄への短期的な期待値が低下していることなども逆風に。
<6501> 日立製 709 -11さえない。JPモルガン(JPM)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしている。長期的な株価上昇は可能と予想する一方、実績が事前予想を下回った本質的な理由や今年度のV字回復前提は、決算説明会や個別取材を経ても十分に理解できなかったと指摘。現在は、構造改革による利益成長期からトップライングロースでの利益成長期へ向かう端境期にあると判断しているようだ。《FA》
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