商業施設の集客力、首都圏は新宿伊勢丹、関西は阪急うめだ本店が2期連続首位=日経リサーチ

2014年6月3日 16:38

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 日経リサーチは3日、今年春に首都圏と関西で商業施設の利用実態調査を実施し、商業施設の集客力ランキングを公開した。

 首都圏では、1位から6位までが昨年9月の前回調査と変わらず、「新宿伊勢丹」、「渋谷ヒカリエ」、「西武池袋本店」、「銀座三越」、「小田急百貨店新宿店」、「ヨドバシAkibaビル(マルチメディアAkiba)」の順だった。

 東京駅周辺では明暗が分かれ、「GRANSTA」が36位から25位に、再開発が進んでいる八重洲口側の「大丸東京店」が18位から15位に、「東京駅一番街」が39位から34位になったのに対し、丸の内側は「新丸ビル」が28位から32位に、「KITTE」が29位から36位になった。

 関西では1位が「阪急うめだ本店」で昨年10月の前回調査と同じだった。2位は前回4位の「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」だった。3位は前回と同じ「大丸梅田店」、4位は前回5位の「阪神梅田本店」だった。5位は前回初登場2位だった「グランフロント大阪」だった。

 6位は「あべのハルカス近鉄本店」で、3月の全面開業により8位から順位を上げた。また、あべのハルカスの全面開業により、天王寺・阿倍野地区では「天王寺ミオ 本館」、「天王寺ミオ プラザ館」、「アポロ/あべのルシアス」など、多くの商業施設が順位を上げたという。

 この調査では、首都圏1都3県在住の約15,000人に対し商業施設707か所について、関西2府4県在住の約7,500人に対し商業施設235か所について、利用実態を調べた。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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