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丸紅、カンボジアで発電・送電事業に出資
丸紅が出資するカンボジアの発電事業と送電事業の所在地を示す図(丸紅の発表資料より)[写真拡大]
丸紅は2日、カンボジアで発電事業と送電事業にそれぞれ20%出資すると発表した。
同社によると、マレーシアのHNG Capital Sdn Bhd傘下で、カンボジア・シアヌークビルで石炭火力発電所(100MW)を保有・運営するCambodian Energy Limitedと、コンポンチャム-ノースプノンペン間の送変電設備を保有・運営するCambodian Transmission Limitedの持株会社の株式各20%を取得することで合意し、株式売買契約を締結したという。
HNG Capitalを持株会社とするLeaderグループは、マレーシアと東南アジアで事業を展開する大手送電ケーブルメーカーで、カンボジアでは1990年代から発電事業を手掛けた外資IPPの草分け。Leaderグループは、2000年代後半からCambodian Energy LimitedとCambodian Transmission Limited(の開発を実施し、両案件とも2013年に商業運転を開始したが、操業能力強化のためパートナーの引き入れを検討していた。丸紅はカンボジア電力市場への進出を目指していたことから協業方針が合致し、今回の事業参画に至ったという。
丸紅によると、今回の事業は、日本企業にとってカンボジアでの初めての電力事業案件となる。同社は、世界で展開する電力事業の知見・経験を活かして安定操業に努めるとしている。
また、送電線網を活用したメコン川流域への電力供給も視野に入れ、今後も需要の伸長が予想される同国電力事業での取り組みを強化し、事業拡大を目指すという。
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