フレッシュマンの7割以上が朝食を「ほとんど毎日」食べている

2014年5月30日 09:11

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記事提供元:エコノミックニュース

 筆者が社会人となったのはまさにバブル期真っ最中のことだった。それから約30年、新社会人を取り巻く環境も、彼らの意識も大きく変わった。

 株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は28日、2014年・新社会人調査『フレッシュマンのライフスタイル』を実施し、その結果を発表した。

 この調査は、2014年5月7日~12 日、インターネットモニター “マイティモニター”のうち、全国の新社会人男女400名を対象に、ライフスタイルに関するインターネット調査を行い、結果をまとめたもの。

 それによると、仕事のある日に、どのくらいの頻度で朝食を食べるか聞いたところ、「ほとんど毎日」食べている人は72.3%だった。男女別でみると、男性は 68.0%、女性は 76.5%が「ほとんど毎日」食べている。一方、「食べない」と回答した人は全体の 13.3%(単数回答)だった。

 また、通勤時間の過ごし方は「音楽をきいている」が最も多く58.3%。次いで「ぼんやりしている・考えごとをしている」(33.0%)、「SNS をしている」(22.0%)、「寝ている」(19.8%)、「新聞やインターネットのニュースを読んでいる」(14.5%)の順となった(複数回答)。

 そして、出勤時の財布の中身を聞いたところ、現金は「10,00円以下」が最も多く 31.3%、次いで「5,000円以下」(27.3%)、「30,000円以下」(18.8%)、「3,000 円以下」(15.0%)となった。クレジットカードの所持枚数は 「1枚」が最多で34.5%、次いで「2枚」(27.0%)、「0枚」(26.3%)であった。

 ランチについては「自宅から弁当を持参する」が最多で 41.3%。次いで、「市販のものを購入する」(26.5%)、「社員食堂を利用する」(20.0%)となった。男女別でみると、「自宅から弁当を持参する」のは、男性は31.0%、女性は51.5%で女性の方が“弁当派”が多い(単数回答)。

 初任給の使い道を聞いたところ、最も多かったのは「家族へのプレゼントやご馳走」(54.3%)、次いで「自分へのご褒美」(48.3%)、「貯金」(45.5%)、「仕事に必要な物の購入」(23.8%)となった。

 男女別でみても、トップ3は「家族へのプレゼントやご馳走」、「自分へのご褒美」、「貯金」と初任給の使い道に大きな差はない(複数回答)。

 現在交際している相手がいるのは全体の 45.3%。男女別でみると、女性はちょうど50%で半数の人に交際相手がいる模様だ(単数回答)。

 「朝は食事より10分でも長く寝たい」といっていたのは、もう昔のことか。最近の若者は朝食をきちんと摂る傾向にあるようだ。いいことだ。また、約半数に交際相手がいるという。筆者のころは、仕事を覚えるのが必死でそんな余裕はなかった。うらやましいことだ。(編集担当:慶尾六郎)

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