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アマダ、日本ガイシ、エクセルなど/本日の注目個別銘柄
<6740> JDI 518 -71大幅安。前日に決算を発表、前期営業利益は先の下方修正値水準での着地となった。一方、今期は400億円で前期比45%増益の見通しになっている。600億円弱の市場コンセンサスを大きく下回る格好に。下方修正に対して厳しい見方が強まったため、保守的な計画を打ち出すとの見方は多かったが、第1四半期が100億円の営業赤字見通しで、その後の急回復を想定している状況下、保守的とも捉えきれないとされているようだ。
<6113> アマダ 963 +130買い気配スタート。株主還元の拡充策を前日に発表しており、ポジティブなサプライズが強まる状況となっている。2016年3月期まで、配当性向の目標を従来の30-50%から50%へ変更、純利益の残り半分は自己株式取得に使用するとしている。これにより、今期の年間配当金は26円となり、自社株買いも年間100億円に達することになる。
<6463> TPR 1872 +336上昇率トップ。前日に発表した好決算が評価材料となっている。前期営業利益は136億円で前期比34%増益、従来予想の129億円を上回る着地となった。今期予想は172億円で同27%増益、四季報予想の148億円を大幅に上回る水準となっている。また、記念配当金を含めて今期は前期比6円増配となる32円配当を計画していることもポジティブ材料に。
<5333> 日本ガイシ 2038 +95強い動き。前期営業利益は443億円で前期比2.1倍となり、第3四半期決算時に発表した従来予想の420億円を上回る着地となっている。今期は480億円で同8.5%の増益見通し。市場コンセンサス520億円レベルは下回るものの、例年保守的な見通しを示しているため、悪材料視する動きは限定的。また、前期に続き今期も2円増配となる24円配当を計画など、株主還元策の強化も評価材料に。
<3436> SUMCO 778 +47買い優勢。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は51億円で前年同期比22%増益となり、上半期予想は90億円から120億円に上方修正している。第1四半期実績、上半期修正予想ともに市場コンセンサスを10億円程度上回る水準。300ミリウエハ、小口径ウエハともに想定を上回る状況となっているようだ。また、説明会ではウエハ価格は下げ止まったとの見方なども示されているようだ。
<6301> コマツ 2266 +6相対的に底堅い動き。シティでは投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価を2200円から2700円に引き上げており、支援材料につながっている。シティでは、PER水準はキャタピラーとの比較や過去実績との比較などで割安感が強いと判断。また、鉱山機械事業は底入れの可能性もあり、会社計画は保守的とも指摘している。フリーキャッシュフローの改善を重視する姿勢、増配・自社株買いの可能性なども評価引き上げの背景と。
<7591> エクセル 1391 +300ストップ高比例配分。前期営業利益は20億円で前期比58%増益、従来予想の18.7億円を上振れて着地した。第3四半期決算時に営業益は下方修正の形ともなっており、警戒感も高まっていたと見られる。また、今期は39億円で同95%の大幅増益予想。四季報予想19億円との比較などからポジティブなサプライズが強まる格好に。また、前期と同様に今期も2円の増配を予定している。
<6358> 酒井重工 321 -37急落。前日に決算を発表、前期営業利益は22億円で前期比2.5倍、従来予想の17.5億円を大きく上振れる着地となった。期末配当金は従来予想の2.5円から5.0円に増配へ。一方、今期は18.5億円で同16%の減益見通しとなっている。四季報予想19億円に近い水準ではあるが、2ケタ減益予想に伴う収益ピークアウト懸念が強まる格好に。会社側では、国内特需の一服による一時的な需要反動減を想定しているようだ。
<6624> 田淵電機 730 +48買い優勢。前日に発表した決算内容が好感されている。前期営業利益は55億円で前期比4.5倍、3月の上方修正値50億円を上回る着地になった。今期は65億円で同18%増益の見通し、四季報予想の41億円を5割強上回る水準となっている。太陽光発電用パワーコンディショナの販売拡大が続く状況のようだ。
<2151> タケエイ 881 -93大幅安。前日に決算を発表している。前期営業利益は32.4億円で前期比12%減益、従来予想の34億円をやや下回る着地となった。今期は26億円で同20%減益、市場予想の37億円を大幅に下回る水準へ。成長性鈍化を受けて失望売りが集まる状況のようだ。ここまで売上増に寄与してきた災害廃棄物処理再資源化事業の一巡などが響く格好に。《FA》
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