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小田急電鉄、通勤車両1000形をリニューアル 省エネ・快適性を向上
小田急電鉄は30日、通勤車両1000形のリニューアルに着手すると発表した。今回のリニューアルでは省エネルギーを推進し、運転電力を最大36%削減するほか、車内空間をより一層快適にするという。
省エネ面では、パワーデバイスに大容量フルSiC(炭化ケイ素)を使用することで、電車を動かすためにモーターを効率よく制御するVVVFインバーター制御装置を大幅に小型・軽量化(約80%低減)。また、ブレーキ時の回生電力量が増加し、現行の1000形と比較して定員時約20%、最大約36%の省エネを実現した。
車内空間は、混雑時に少しでも快適で爽やかさや温もりが感じられることをコンセプトに車内壁面や天井、床などを明るい配色とし、1人あたりの座席幅を最大13ミリ拡大する。また、空調装置の容量アップと風量調整可能な送風機の採用や、LED照明を採用するなど、快適性を向上させる。
今年度は2編成8両のリニューアルを行い、順次160両の1000形(ワイド
ドア車両を除く)をリニューアルする予定という。
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