スマホで来客を確認 パナソニックのワイヤレス対応ドアホン

2014年4月8日 07:07

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 パナソニック<6752>は3日、同社のドアホン製品シリーズ「どこでもドアホン」の新ラインナップとして「VL-SWD701」シリーズを6月12日より発売すると発表した。

 新製品は、欧州電気通信標準化機構の商標で世界で広く普及している無線通信方式であるDECT準拠方式のワイヤレスモニタ子機で動画が観れる。加えて、Android4.0以降を搭載したスマートフォンでも来訪者を動画で確認できるようになった。

 モニタ親機には約7型ワイドタッチパネル液晶を搭載。左右(水平)約170°、上下(垂直)約115°の撮影が可能だ。このため、玄関先の様子を広角映像でとらえ、大画面で確認できる。

 留守中に来訪者があった場合は、SDメモリーカード(別売品)に来訪者の姿を動画で保存。さらにインターネットに接続すれば、スマートフォンなどの携帯端末に静止画をメール転送できる。このため、外出先でも来訪者の確認ができる。このほか、窓センサ、ドアセンサ、ファクス、電話機、センサカメラなどの機器と連携できる。

 また、SDメモリーカードスロットを搭載。1件につき約30秒間、来訪者の様子を動画で録画する。48GB以上のSDメモリーカードを使えば、約3000件の録画が可能。また録画した映像は、画面にタッチすることで、ズームアップやパン・チルト(上下左右移動)ができる。

 子機には2.7型液晶を搭載。角度センサを搭載し、横置きすれば横画面表示になる。ズーム&ワイド機能やパン・チルト機能(上下左右移動)で見たいところを確認できる。また同社製のDECT準拠方式対応のファクス、電話機にワイヤレスモニタ子機を登録することにより、ワイヤレスモニタ子機を電話の子機としても使用できる。

 スマートフォンを子機として使用するには、無線LAN(Wi-Fi)環境での接続および、専用アプリケーションのインストールが必要。モニタ親機とワイヤレスモニター子機の間に障害物がない場合、約100 m以内の距離で使用できる。価格はオープンで、月産台数はシリーズ合計で3500台。(編集担当:慶尾六郎)

■関連記事
「データ通信量と月額料金」に関するスマホユーザーの利用実態調査結果
パソコンの法人需要が過去最高に WindowsXP更新需要増で市場が活性化
国宝収める歴史的建造物と次世代無線通信の意外な関係
拡大する無線LAN市場 オリンピックに向けた日本の課題
ラスト1mをつなげる、Bluetooth Low Energyの可能性

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事