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新社会人の基本は「挨拶と返事」 ドゥ・ハウスが有職者にネット調査
新社会人の基本として大切なのは「挨拶と返事」だった。マーケティングサージス事業を展開する株式会社ドゥ・ハウスは、自社のインターネットリサーチサービス『myアンケート』を利用し、全国20~59歳の男女(有職者)を対象に「新社会人」に関するWEBアンケートを実施した。調査期間は2014年3月13日~3月17日。有効回答は1737人だった。
まず、新社会人に対し、社会人の基本となるアドバイスを一つ選択してもらったところ、「挨拶・返事をする」が44.4%で1位。次に「時間・期限を守る(20.6%)」、「適切な言葉づかいをする(9.7%)」が続いた。社会人になると、学生時代に知らなかったマナーや作法は多くある。しかし、まずはコミュニケーションの基本となる挨拶と返事が求められているようだ。
次に、先輩社会人に対し、自分が新社会人になるときにお金をかけたものを聞くと、1位「洋服(44.2%)」、2位「靴(28.9%)」、3位「バッグ・カバン(27.5%)」という結果になり、身につけるものが上位を占めた。50代女性の約6割(59.2%)が最も多い割合で「洋服」にお金をかけていたと回答した。
一方、最も割合が少なかったのは30代男性で26.2%となり、50代女性と30%以上の開きがあった。全体的に、女性より男性の方が洋服や靴、バッグ・カバンにお金をかけている割合が少なく、特に20代男性、30代男性は他の属性に比べて割合が低いのが特徴。新社会人向けに手頃な値段のスーツが増えていることも影響しているのかもしれないとしている
学生の時とは異なる社会人ならではの出費を聞いたところ、約半数の47%の人が「お酒を伴う交際費」と回答した。次に、「冠婚葬祭費(45.0%)」、「税金・年金(37.0%)」が続く。税金や年金は学生の時にも関係のあったはずの項目だが、社会人になり、給料から天引きされる額にて改めて出費を感じるものかもしれないとした。
お金の使い方に関しては、貯金派、使う派などさまざまなアドバイスが寄せられた。特に多かったのは、“貯める習慣をつけつつも、使うときは使う”というバランスをとったアドバイス。回答の一部を紹介すると、「少しずつでも貯金にまわしたほうがいい!なんで使っちゃったんだろうって今思う。(20代・女性)」、「全額使ってしまうのではなく、一定の割合で貯金した方がいい。(40代・男性)」、「いつまでもあると思うな親と金。そのうち余裕ができるなどと思ってはいけない。今の私などは新社会人当時より貧乏なのだから。(50代・男性)」、などがあった。
社会人になってからの人生の節目について、経験の有無を問わず聞いたところ、全体では1位「結婚(50.3%)」、2位「転職(14.7%)」、3位「出産(自分の子供ができる)(10.3%)」という結果になった。
1位は男女ともに「結婚」。理由としては、他人と家族を持つことによる大きな生活変化のほか、男性からは「責任感の重さが違う。(30代・男性)」「守るべきものが出来た(40代・男性)」といったコメントが多く、女性からは「名前も住所も変わったから(30代・女性)」「仕事との両立で悩んだ(50代・女性)」などより具体的な変化が多く挙げられた。
2位の「転職」については、「物理的な環境・人間の環境・仕事の内容が変わったから(30代・女性)」といった理由が多く、生活時間の多くを占める仕事が変化することは、大きな“節目”と捉えられているようだ。3位は男女で異なり、男性は「昇進・昇格」、女性は「出産(自分の子供ができる)」。
なお、「出来事ではなく年齢」と回答した方の中で最も多かった節目の年齢は「30歳」。「もう30歳と考えるのか、まだ30歳と考えるのか。ノリで行動できるのは終了。少しでも自分が描いた将来像に近づけているか、振り返るのはちょうどいいと思う。(30代・女性)」「周囲の見る目が変わる最初の区切りだと思う(30代・男性)」など、20歳の成人式の次は、30歳を節目に自分を見つめる人もいるようだ、としている。(編集担当:慶尾六郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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