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【相場熟者が答える投資相談】オリンパスを手放そうか悩んでいます
■オリンパスを3000円で200株持っています。持続していいでしょうか(28日=3345円 埼玉県・K)
【問い】 オリンパス <7733> を3000円で200株持っています。もう少し我慢して持っていたほうがいいか、手放そうか悩んでいますので、よろしくお願いします。
■無配だが、高技術背景に業績堅調で持続
【答え】 3月28日(金)は、90円安(-2.62%)の3345円と続落5営業日ぶりに反落。120円安の3315円と売られています。上値のフシを前に戻り待ちの売りに押されたようです。
同社が米ストライカーバイオテック社から買収した骨を形成するたんぱく質を開発・製造するバイオロジクス事業から撤退とソニーとの内視鏡を含む本格的な手術室向けシステムでの提携後の具体的な成果が現れていることから、2015年3月期業績は不採算事業の撤退と中核事業への集中で15年3月期業績は最終黒字転換するとの見方が買い手がかりとなっています。
14年3月期業績予想は、主力の消化器内視鏡分野において内視鏡基幹システムが好調のほか、外科・処置具分野においては。内視鏡統合ビデオシステムが続伸。バイオロジクス事業の撤退に伴う子会社の解散並びに特別損失の計上で、売上高7200億円(前期比3.2%減)、営業利益725億円(同2.1倍)、経常利益500億円(同3.8倍)、最終損益20億円の赤字(同80億2000万円の黒字)を見込んでいます。
株価は、5月23日に昨年来の高値3570円をつけた後、3000円割れを下値にもみ合いを続けていますが、月足の一目均衡表の先行スパンが下値として意識された感がありますので、トレンドは崩れていません。無配継続ではありますが、5月中旬に予定される14年3月期決算発表における15年3月期見通しに対する期待感があります。需給面では信用取組倍率1.19倍の好取組ですから、上放れする可能性はあります。中長期で持続も良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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