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永久凍土から3万年前のウイルスが復活
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 仏国立科学研究センターが、シベリアの永久凍土から発見された3万年以上前のウイルスの蘇生に成功したそうだ(AFPBB News、National Geographic、slashdot)。
見つかったウイルスは新種であると考えられるとのこと。このウイルスは長さが1.5マイクロメートル、直径が0.5マイクロメートルと過去最大級の大きさで、普通の光学顕微鏡で見ることができるという。また複雑な遺伝情報も有しており、インフルエンザウイルスは遺伝子が8個しか無いのに対し、このウイルスは500個ほどの遺伝子を持っているそうだ。
このウイルスはその巨大さゆえの頑丈さによって3万年もの時を無事に過ごすことができたという。人間やそのほか動物への感染力は無く、特定のアメーバのみにしか感染しないとのことだ。
このように長く地表に出ずにいたウイルスが気候変動や人間による掘削などによって出現する可能性はゼロではないとのこと。それが病原性のあるものである可能性は低いとのことだが、たとえば天然痘などのように一度は根絶されたと考えられているウイルスが復活することもあるかもしれないという。このためにもワクチンを絶やさないようにすることが大事とのことだ。
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