JR東、山形エリアで足湯につかれる臨時列車「とれいゆ」

2014年3月4日 19:09

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JR東日本が山形エリアでデビューさせる「とれいゆ」の外観

JR東日本が山形エリアでデビューさせる「とれいゆ」の外観[写真拡大]

  • JR東日本が山形エリアでデビューさせる「とれいゆ」の車内に設けられたお座敷指定席のイメージ
  • JR東日本が山形エリアでデビューさせる「とれいゆ」の車内に設けられた足湯のイメージ

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は4日、山形エリアで新幹線車両初の乗ること自体を目的とするという列車「とれいゆ」をデビューさせると発表した。

 「とれいゆ」は、新幹線用車両のE3系を改造したもので、山形新幹線・福島~新庄間の山形エリアを中心に運行する予定。沿線に揃う、「食」「温泉」「歴史・文化」「自然」を温泉街のように散策しながら、仲間との時間や偶然の出会いを楽しむことをデザインコンセプトとした車内空間にするという。

 車内には、大きなカバ材テーブルと畳座席を配置した「語らいの間」や、紅花色の湯船で足湯につかりながら車窓を眺められる「くつろぎの間」などを設ける。

 外装のデザインは、山形の中央にそびえる主峰「月山」をおおらかな円弧で表現した。色使いは、テーマカラーの月山グリーンを中心に、山形の大動脈として流れ続けてきたもう一つのシンボル最上川の趣のあるブルーを先頭に配したという。

 デザインは山形県出身の世界的な工業デザイナー、奥山清行氏が手掛けた。

 営業運転は7月以降、定員は143名となる予定。臨時列車として、土休日を中心に年間120日程度の運行を予定しているという。

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