【村山貢司の気象&経済歳時記】コンビニのレジは金額だけではない。年齢、性別、天候まで打込んでいる

2014年3月1日 16:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  2月26日の日経新聞にセブンイレブンを見直す、あるいは見習おうという意味のコメントがあった。コンビニエンスストアはPOSデータを使って、細かい品目についての販売動向を分析し、的確な販売戦略を行っている。

  見た目に商品の変更が激しいのは、売れ行きの悪いものはどんどん変えて行くからであり、逆に言えば長期にわたって販売されているものは根強い人気がある商品ということになる。コンビニエンスストアのレジには性別と年齢を打ち込むキーがついており、どの年齢がどんな商品を好むか、そしてどんな気象の時に最も売れるかなどを分析している。

  例えばアイスクリームなどは最高気温が27度から28度で売れ行きが頭打ちになる商品である。このようなデータと分析があるからこそ高額のパンの販売が可能になるのである。

  10年前に比べるとコンビニエンスを利用する客の比率は10代や20代で低下し、30代以上で伸びている。特に、50代以上の伸び率が高くなっているのは、コンビニエンスストアが高年齢の客を意識して、その年代に合った商品を開発、販売するようになったことであろう。大手のコンビニエンスストアを定期的に覗いてみると現在の客の好みが見えてくるかもしれない。(気象予報士&経済評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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