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ソニー、フォスター電機、酉島製作所など/本日の注目個別銘柄
<6758> ソニー 1780 +23買い先行。「創業の地」売却報道が伝わっている。構造改革の加速化として評価する向きもあるもよう。また、シティでは投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も1900円から2100円へと引き上げている。発表済みの構造改革の利益効果は大きいと改めて判断したもよう。ゲームの好調は想定以上、スマホも新北米戦略に信認があると。16.3期EPSは111円と予想、割安感があるとしている。
<6794> フォスター電機 1483 -204下落率トップ。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は80億円から64億円、前期比16%増益の水準に下方修正、ハイエンド・スマホ向けの需要が計画に対して低水準で推移しているもよう。第3四半期累計営業利益は58.5億円で前年同期比48%増益となっていただけに、1-3月期の急速な失速見通しにネガティブなインパクトが強まる格好。
<2353> 日本駐車場開発 118 +1人気化。前日に上半期の決算を発表、営業利益は12億円で前年同期比31%増、従来予想の10.5億円を上回る着地となった。また、期末配当予想も2.5円から2.7円に引き上げている。業績上振れ期待は高まっていたものの、株価の値頃感の強さや増配実施などを手掛かりにして、短期資金の関心なども高まる状況のようだ。
<6363> 酉島製作所 1295 +170急伸。野村が投資判断を新規に「バイ」、目標株価を1850円としていることが材料視されている。受注環境の改善を受けて、来期業績は急拡大が見込めるとしている。海水淡水化プラント、火力発電所向けポンプの受注が好調のもよう。来期営業利益は3.3倍となる39億円の予想。なお、野村ではプラント関連として日阪製<6247>の投資判断も新規に買い推奨としている。
<6954> ファナック 17655 +5堅調。クレディ・スイス(CS)では投資判断「アウトパフォーム」継続で、目標株価を19000円から20000円に引き上げている。工作機械受注の拡大、堅調な自動車設備投資、ロボドリル受注の調整完了などから、第4四半期以降の受注や営業利益は2ケタ増に転じるとみているもよう。他社に遅れて利益回復を評価する「現実買い」局面の到来する可能性が高まったと判断。
<6985> ユーシン 663 +38大幅高。前日に発表した自己株式の取得が買い材料となっている。発行済み株式数の3.34%に当たる100万株を上限としている。取得期間が3月3日から24日までと短期間であり、市場内取引を行うとしていることから、需給妙味が高まる展開になっているようだ。ちなみに、1月に発表した自社株買いは先週上限までの取得を終了したばかりであり、続けざまの自社株買い発表となる。
<4666> パーク24 2053 -85軟調。前日に第1四半期の決算を発表、2ケタ増収ながら営業利益は49.3億円で前年同期比5%増益にとどまっている。上半期は10%増益、通期では11%増益の計画であるため、立ち上がりは想定よりも伸び悩みといった見方になっているようだ。ただ、モビリティ事業における車両売却益の減少が背景であり、主力の駐車場事業は順調のもよう。なお、2月は関東圏での大雪の影響が懸念されるとの見方も多い。
<2432> DeNA 2200 +68しっかり。大和では投資判断「2」を継続、目標株価を2390円にまで引き上げている。タイトル提供頻度をあげてヒット数を稼ぐ戦略を引き続き評価と。また、「Showroom」や「マンガボックス」など、ゲーム以外の収益源となるサービスを生み出せることも、中長期的に強みになっていると考えているようだ。グリー<3632>との比較での出遅れ感の強さにも注目。
<6724> エプソン 3060 +25もみ合い。本日の大引けでMSCIのリバランスが実施される。新規採用となる同社は、600万株程度の買い需要発生が予想されており、短期的な需給思惑が先行する格好にも。ただ、昨日は塩水港<2112>やTYO<4358>など、大引けのTOPIXリバランスで買い需要が発生したとみられる銘柄が急落しており、先回り買いの反動などを警戒する動きにも。《FA》
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