YouTube、反イスラム映画の削除を命じられる

2014年2月28日 15:03

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 YouTube上にアップされた反イスラム色の強い映画「Innocence of Muslims(邦題:イノセンス・オブ・ムスリム)」について、削除が命じられたという。この映画はその内容から、2012年には国際的な抗議も受けている

 Googleに対し削除要請を求め訴えたのは、映画に出演した女優のシンディー・リー・ガルシア氏。イスラム過激派などから殺害予告などの脅迫を受けたとして、映画の制作者およびYouTubeの運営元であるGoogleに対して提訴を行った。彼女は制作側にだまされて当初想定していたのと異なる役柄を演じさせられたと主張している(THE VERGETechDirtCNNslashdot)。

 彼女がカルフォルニアで起こした裁判は一度棄却されたが、その後第9巡回区控訴裁判所は、Googleに対する著作権侵害の申し立てを提出したシンディー・リー・ガルシア氏に代わり、一時的にGoogleに対し同動画の削除を行うよう命じた。Googleは判決から24時間以内にそのコピーをすべて削除し、再アップロードを防ぐための合理的な措置を講じる必要があるという。

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