オーストラリア警察、犯罪現場マップの作成に3Dスキャナを採用

2014年2月18日 14:51

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 オーストラリアのクイーンズランド州警察が、犯罪現場をマッピングするために3Dスキャナーを使用することを発表した。CSIROが開発したハンドヘルドタイプの3Dレーザースキャナを使用するという(COMPUTERWORLDslashdot)。

 3DレーザースキャナはGPSがなくても使用できるため、屋内のマッピングに適している。警察長官のIan Stewart氏は「この新技術は警察官が現場へ干渉を低減することができる。また以前は困難だった傾いた地形や低木林などでも使用できるため時間の節約にもつながる」としている。

 この3Dレーザースキャナはセンサー部分とグリップ部分が長いバネで接続されており、歩いた時の振動でセンサー部分が上下することで周囲を広範囲にスキャンできるという仕組みだそうだ。スキャンしたデータからソフトウェア処理を行うことで、建物内などの3D地図を構築することができるという。

 ちなみにこの技術は、複雑な構造であるためこれまで完全なスキャンができなかったピサの斜塔の包括的な3Dマップを作成するためにも使われたという。

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