野村総研、丸紅のIT子会社に20%出資 法人向けITサービスで協業

2014年2月18日 15:28

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 丸紅は17日、4月1日に新設するIT子会社に野村総研が20%出資し、事業運営を共同で行うと発表した。コンサルティングとITソリューションに強みを持つ野村総研と組むことで、企業向けITサービス分野の競争力強化を図るという。

 新会社の名称は、「丸紅ITソリューションズ」。丸紅の100%子会社である丸紅情報システムズ(MSYS)が行う事業のうち、システム開発・保守事業等を分割し、新会社に移管するという。

 野村総研は、新会社の第三者割当増資を引き受け、運営に参加する。増資後の新会社の資本金は4億1,000万円で、出資比率は丸紅が46%、MSYSが34%、野村総研が20%となる予定。

 新会社では、丸紅グループ向けのIT基盤(ネットワーク、セキュリティ、クラウド)と業務システムの強化を図るほか、丸紅グループ外の一般顧客向けにクラウドなど新技術を活用したソリューションを提供していくという。また、丸紅と野村総研で、グローバル事業の開発も進めていくという。

 MSYSについては、新設会社と連携を取りながら引き続き丸紅のIT関連事業の中核を担っていくという。

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