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「優秀なエンジニアリング管理者」の存在は都市伝説か
eggy 曰く、 シリコンバレーのスタートアップ企業Medalliaのエンジニアリング副社長によれば、優秀なエンジニアリング管理者を見つけるのが大変なのではなく、そもそもそのような人材が存在しないとのこと。なぜなら、エンジニアとエンジニアリング管理者は業務の内容が異なるからだという(Venture Beat、slashdot)。
昇進を理由にエンジニアリング管理者になりたいというエンジニアが、優秀な管理者になることはないようだ。こうした人は、エンジニアリング管理者になれば意思決定権を持ち采配をふるうことになると思いがちである。しかし、管理者になるということはエンジニアのために働くということであり、ある意味では降格になるということを理解していないのだという。また、昇進を理由にエンジニアリング管理者を志願する人は、チーム内でリーダーになったこともなく目立たない存在であるとしている。
一方で、エンジニアの中には優秀なエンジニアリング管理者になりえる人が潜んでいるとのこと。こういう人は技術的にも優秀で、仕事に対する責任感も強く、チーム内で自ずとリーダーシップを発揮しているという。そのため、実際には正式な権限を持たなくとも影響力が強く、企業内で昇進することには殆ど無関心であるという。管理者になってミーティングに参加したり、パフォーマンス評価を行ったり、他の人の締め切りを管理するということは、彼等にとっては「難しい技術的な問題を解決する」というやりたい仕事を放棄ことを意味しており、管理者になりたいと思うはずがないとのこと。
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