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働きながらオフィスで健康増進のソリューションサービス開始
健康志向が高まる中、会社に勤務するサラリーマン、OLにとっては、1日の3分の1を机に座りっぱなしやパソコン画面を姿勢の悪い状態で使用しているという不健康な状態で過ごしている。
ここに着目して、イトーキ<7972>は、働き方を改善することで、オフィスワーカーの健康増進をうながす新たなサービス「ワークサイズ プランニング」の提供を、2014年2月より開始することを2月13日に発表した。
「ワークサイズ」とは、イトーキと独立行政法人国立健康・栄養研究所との共同研究から生まれた新しい言葉である。「立って仕事をする」「オフィスの中で歩く」といった動作をオフィス家具・事務機器の配置やオフィス全体のレイアウトでの運用等を通じて、オフィスワーカーが、1日の大半を過ごす空間の中で、働きながら健康になることを目指す新たなソリューションサービスである。
「ワークサイズ プランニング」は、仕事と健康の両面から問題点を洗い出し、その問題点を解決する働き方を提供するサービスで、どのように変えれば良いのか、どんなオフィスにすれば良いのかを、イトーキは、独自のデータと知見に基づいて最適な環境創りを提案する。
「ワークサイズ プランニング」は、「調査」「分析・評価」「プラン」の3つのステップで行われる。
また、「ワークサイズ プランニング」は、2種類の方法で提供される。1つは、ヒアリング等から働き方を典型的なタイプに分類し、タイプ毎の一般的な傾向から推奨されるワークサイズとオフィスプランを提供する方法である。もう1つは、働き方と健康問題について調査し、課題分析や健康度の評価を行い、それぞれの顧客のオフィス環境の課題に応じて最適なプランを提案する方法である。
提供価格は、100,000円から(対象面積、対象人数により変動)となっている。
イトーキは、長年、国内オフィス市場で、オフィスワーカーが快適で、機能性に優れ、効率の高い仕事ができる環境を提供してきたノウハウを活かすことができるとして、この事業に参入するのである。しかし、如何にオフィスワーカーに無駄、エネルギーを使わせていると感じさせずに運動をさせるかは難しいと考えられる。
健康に対するアプローチの手段がタニタは食事なら、イトーキのアプローチは運動である。しかし、タニタは、意図して行ったのかどうかは別にして、企業イメージアップにつながり大成功。イトーキはビジネスを目的に行おうとしているので、マーケティング的には異なる。タニタは大成功であったが、イトーキのアプローチは成功するのか注目したい。(編集担当:阪木朱玲)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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