日本ユニシス、EVのカーシェアリング事業向けシステムサービス

2014年2月10日 19:29

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「カーシェアリング向けシステムサービス」の概要を示す図

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 日本ユニシスは10日、電気自動車(EV)のカーシェアリング事業者向けシステムサービスに参入すると発表した。同日からユビテックと共同で、東京臨海副都心で実証実験を開始するという。

 今回のシステムサービスは、カーシェアリング事業者に対して、充電インフラ情報の提供や、他社シェアリングサービス事業との連携などの機能を提供するもの。

 主な機能として、同社のEV用システムサービス「Smart Oasis」と連携し、充電インフラ情報や充電サービスが提供できるようになる。また、航空業界で導入されている共同運航やアライアンスに類似した仕組みを導入し、異なる事業者とシェアリングサービスを連携できるようにする。

 カーシェアリング事業者のニーズを反映し、乗り捨て可能なサービスの提供機能、公共交通との連携、車両稼働率を高めるための車両予約・割当最適化機能なども提供する。実証事業では、こうした機能の評価を行い、今後もさまざまな事業者のニーズを取り入れていく予定という。

 また、カーシェアリング事業は大都市部に偏在し、地域単位の小規模な取り組みには課題があるが、地域単位の小規模事業者でも運営が可能なサービスを提供することで、新たなカーシェアリング市場の創出を目指すという。

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