三菱電機、車載機器向け「簡単操作インターフェース」を開発 ドライバーの操作を先回り推定

2014年2月10日 17:37

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三菱電機が開発した「簡単操作インターフェース」のプロトタイプ

三菱電機が開発した「簡単操作インターフェース」のプロトタイプ[写真拡大]

 三菱電機は10日、ドライバーが実行したい操作を推定したり、音声入力で車載機器が操作できる「簡単操作インターフェース」を開発したと発表した。2018年度以降の事業化を目指すという。

 同社によると、「簡単操作インターフェース」は、ドライバーが実行したい操作を推定する「先回りエージェント」と、音声入力で実行したい操作ができる「タッチ&ボイスHMI」などで構成されている。

 「先回りエージェント」では、操作履歴や運転履歴などを基に、行き先検索や電話などドライバーが行いたい操作を推定して上位3つの候補を表示し、3択ボタンで選ぶだけで操作できる。行いたい操作が表示されていない場合でも、ハンドルの4つの機能ボタンから目的のボタンを選べば、表示されていない推定候補3つが繰り上がって表示される仕組みという。

 「タッチ&ボイスHMI」は、「先回りエージェント」で候補がない場合に利用する。実行したい機能ボタンを長押しし、音声ガイダンスに従って実行したい操作内容を一回音声入力すると望む操作が行える。

 カーナビ・クラウド連携音声認識技術によって、カーナビ内蔵のデータとクラウドの最新全国施設1000万件のデータの両方から高精度に音声検索結果を絞り込むという。

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