KDDIが個人情報を自動で伏せ字にするソフトを開発

2014年2月6日 12:32

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記事提供元:スラド

Hamo73 曰く、 KDDI研究所は2月4日、SNSなどの書き込みから個人情報を自動検出するツールを開発したと発表した。ツールには検出した個人情報部分を自動的に伏せ字化する機能もあり、サイト運営者の管理業務の効率化に役立つとしている。ツールは月内にも販売を開始し、価格はカスタマイズ内容により応相談だが約80万円とのこと(プレスリリースPDFITmedia日経新聞)。

 識別対象は電話番号、人名、氏名、メールアドレス、日時の5種。ツールに書き込みのテキストを入力すると、Webブラウザ上に検出結果と伏せ字処理結果を1件ずつ表示する。処理速度は毎分1200件。検出精度は約94%。管理者による最終確認は必要だが、従来の目視確認で1件あたり約30秒かかっていた作業が3分の1の10秒まで短縮可能という。また、単語を登録することで、個人情報以外のキーワードの検出も可能。

 なお、人名については「一般的」と注釈がある。ハンドルやアカウント、珍名などは検出困難なのだろう。

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