昨年の「ウナギ不足」から一転、今年はウナギ稚魚漁獲量大幅増に

2014年2月5日 13:02

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 昨年はウナギ不足によりウナギの値段が高騰、「ウナギが絶滅する」などとの声も多く叫ばれていたが、今年は一転してウナギの稚魚で養殖に使うシラスウナギの漁獲量が大幅に増えているという。そのため、逆に価格が大きく値下がる可能性があるという(日経新聞)。

 ウナギの卵からの養殖はまだ実用化されておらず、養殖は稚魚を獲ってきて育てる、という形になっている。稚魚の漁獲量が増えたということは養殖ウナギが多く出回るようになるということだが、去年の絶滅騒ぎはなんだったのかと思うとともに、稚魚をそんなに獲って大丈夫なのか心配になる。

  中日新聞によると、「日本より漁期が早い中国、台湾では日本の十~二十倍捕れている」そうだ。しかし、昨年の漁獲量は「ピーク時の40分の1」だったとのことで、そこから漁獲量が1.5倍増えたとしてもピーク時から大きく減少していることには変わりない。

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