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「コミュニケーション監視デバイス」は社員を管理するための「鎖」になるか
記事提供元:スラド
eggy 曰く、 日立製作所が販売する、職場の業務効率を上げることを目的とした企業向けデバイス「ビジネス顕微鏡」がslashdotなどで話題になっている(CNN記事)。
デバイスの見た目は社員IDバッジのようであり、社員がオフィス内で身に付けるものである。各バッジには赤外線センサーや加速度計、マイクロフォンセンサ、無線通信装置が埋め込まれており、「誰と、どれくらい頻繁に、どこで、どれくらい熱心に話していたか」を記録して、上司に送信することができるのだそうだ。会議で意見を述べて貢献する人なのか、ただ座って参加するだけの人なのかも上司に把握されてしまうのである。
このデバイスを身につけた社員は四六時中上司に見張られることになるため、上司から監視されることが嫌な人には嫌なデバイスかもしれない。
このバッジの目的は生産性を上げ、社員の能力を最大限活用することとされているが、モラル上の問題が発生するリスクもあり、またこのバッジを身につけることに抵抗や憤りを感じた社員のやる気が低下し、逆効果となる可能性も否めないとのこと。
この「ビジネス顕微鏡」、2004年から研究開発が進められており、2008年にはグッドデザイン賞を受賞したそうだ。2009年には事業化が行われているという。
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