関連記事
週刊ダイヤモンド今週号より~シャープのIGZOを“中国のジョブズ”が大量購入?問われる自社のスマホ事業
記事提供元:フィスコ
*08:19JST 週刊ダイヤモンド今週号より~シャープのIGZOを“中国のジョブズ”が大量購入?問われる自社のスマホ事業
シャープ<6753>が世界で初めて量産化に成功したとされる省エネルギー性の高い液晶パネル「IGZO」(イグゾー)を、中国の新興スマートフォン(スマホ)メーカー、北京小米科技(シャオミ)が大量に買い込んだという観測が流れています。
業界関係者によると、今回の受注規模は「スマホにして月産100万-200万台分で、年間1000万台を優に超える。これまでとは桁が一つ、二つ違う」と。
今週号の週刊ダイヤモンドでは、シャープの切り札を大量購入した“中国のジョブズ”と呼ばれるシャオミの創業者、雷軍(レイ・ジュン)の野望に迫る記事を掲載。これによると、シャオミがイグゾー液晶を採用したことは一切公表されていませんが、すでに出荷は始まっているようです。
再建に四苦八苦するシャープ経営陣にとっては心の支えになるはずですが、その裏には様々なリスクが潜んでいます。競合であるジャパンディスプレイもシャオミからの受注を狙っており、今後は日の丸メーカーの間で争奪戦が繰り広げられる可能性も。
また、シャオミは格安端末を武器に日本市場への進出を検討しており、これが実現すれば、今度は回りまわってシャープのスマホ事業を直撃しかねません。
記事では、イグゾー液晶がより多くのメーカーに広がれば、そもそもシャープが自社でスマホ事業を続ける意義はあるのかとの疑問を呈しています。《RS》
スポンサードリンク