任天堂、スマホに積極的に取り組むがゲームは出さない方針

2014年1月31日 12:07

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先日、任天堂がスマートフォン向けにミニゲームなどをリリースすると日経新聞が報じたが、1月30日に開催された任天堂の経営方針説明会/第3四半期決算説明会において、岩田社長が「ハード・ソフト一体型のビジネスという任天堂の強みを活かせない場では、任天堂の目標とする規模のビジネスを中長期にわたって持続させることは困難ではないか」と述べ、「スマートフォン向けにゲームをリリースする」ということについて否定した。

 「自社のゲーム資産をそのまま移植したとしても、それはスマートデバイス向けの娯楽として最適ではない」とも述べつつ、「スマートデバイス上のアプリとして、何らかのサービスを、今年中に開始したい」と述べ、同社サービスをスマートフォンなどのデバイスで展開することについては行われるようだ。

 詳細はなにも発表されていないが、同社のSNSサービスである「Miiverse」のスマートフォンへの展開や、ソフトのダウンロード購入支援(スマートフォン上でソフトを購入し、Wii Uや3DS上ではダウンロードのみを行う)などが考えられそうだ。また、キャラクター資産の展開も今後積極的に行うという。すでにコーエーテクモゲームスと協力した「ゼルダ無双」というゲームが発表されているが、任天堂自社開発ではなく、任天堂以外が任天堂のキャラクターを使ったゲームをスマートフォンなど向けにリリースする、という展開はもしかしたらあるのかもしれない。

 なお、

 開発チームには、ゲームをつくることも、自社のキャラクターを使うことも禁じていません。ただ、これをもって、「マリオをスマートデバイスに供給」と報道されますと、完全にミスリードになってしまいます。

 とのことだそうだ。

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