ポケモンバンクを待ちわびる海外ファン…懸念はセキュリティ、改造ポケモンも

2014年1月24日 15:30

印刷

記事提供元:NewSphere

 ポケットモンスターX・Y用のポケモンバンク(ポケバンク)の配信が日本でついに再開された。長い間待たされたファンは、ポケバンクをダウンロードしポケモンの移動を行うことができるようになった。

 

 ポケバンクとはニンテンドー3DSダウンロードソフトである。ポケモンX・Yで捕まえたポケモンたちを、インターネット上に作られた自分専用のボックスに預け、管理することができる。年間利用料金は500円で、最大3000匹のポケモンを預けることが可能となる。預けたポケモンはポケモンX・Yにいつでも転送することができる。

 ポケバンクは昨年12月25日に配信開始されたが、接続不良のため、翌26日に配信停止となった。日本だけではなく海外のファンもポケバンクの配信を待ちわびており、日本での配信再開は海外のサイトでも大きく取り上げられた。

【海外配信を待ち望む声】

 海外のIT情報サイトであるプロダクト・レビューは、ポケバンクが日本で配信再開されたのはうれしい事だと伝えている。任天堂が、事前に何のそぶりも見せずに、突然配信を再開したため、海外でもこっそり配信を開始するのでは、と指摘している。

 海外での配信の遅れに関連して、任天堂のセキュリティを心配する声もある。アメリカの情報サイトであるエグザミナーは、改造されたポケモンがポケモンX・Yのオンラインバトルで発見された、と伝えている。改造されたレベル100のアルセウスを始め、過去数週間に、レベル1のゲンガーやシャイニー・ミュウの偽物も発見されている。

 去年12月、任天堂は、接続不良のため、ポケバンクとポケムーバーの海外における配信を遅らせた。しかし、海外よりも早目に配信開始された日本では、ダウンロードを終了したユーザーは、配信停止の後も、同アプリを使用できた。その結果、多くの改造ポケモンがオンラインバトル上に現れるようになった。

 ポケバンクの海外での配信日がいつになるかについて、様々な憶測がある。別の海外の情報サイトであるモータリングクランチは、ポケバンクの海外配信日が未だに不明である理由を論じている。現在、ポケバンクは日本でのみ限定配信されている。任天堂は、ポケモンバンクが限られたユーザーに対してどれほど持ちこたえられるのか確認しているのだろう。ポケバンクにさらに問題が起きない限り、海外でも数週間内に配信されるのではと予想されている。

■関連記事
Wii Uが目標の5%… 苦戦の任天堂、海外からはスマホ展開切望の声も
「世界観がむちゃくちゃ」? パズドラがアメリカで伸び悩む5つの理由
ハリウッドの中国シフトも一因? 日本の映画興行成績トップ10のうち7本がアニメ
「進撃の巨人」170ヶ国へ同日配信 講談社の新サービスは海賊版を駆逐できるか?
ソフトバンク、TモバイルUS買収で世界2位へ 課題は米当局の判断?
ドコモを抜いたソフトバンク 海外紙は孫社長の「次」に注目
実はmixiのおかげ? 日本人がTwitter好きな理由を海外メディアが分析
クレディスイス“土曜日には仕事をするな”投資銀行のワークライフバランスは実現可能か?

※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。

関連記事